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霧の浮舟

って チョコレートが昔あったのだが 最近コンビニでそれを見付けて嬉しい

エアインチョコってヤツですな
パッケージも昔のままで よく見たら復刻1980って印刷されており 感慨深い

この名前に触発されて また源氏物語を読み始めた
この男はホントにしょーもねえなぁ
それを読む自分も自分だけど 諸々の教訓が散りばめられているので 最後の『浮舟』の章まで目が離せない

式部も苛々しながら書いた章もあるんだろうな
踵落としとか裏拳 誰かこのヤサオトコに御見舞いしてやれよ と 高貴な文学とされている作品に時折思う



で チョコレートの話に戻るけれど こちらは『ひねもすのたりのたりかな』でホッとする
こんな味だっけー と 今日もしみじみしながら笑顔になれるのが嬉しい
村上春樹氏曰くの『小確幸』だ



昔のお菓子って最近よく復刻されてるけど これはダントツで私の一番のおやつになった
(別にLOTTEの回し者じゃないよー)
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by anitya_ocean | 2009-04-30 13:26 | Comments(0)

機内食がプラスチックに感じるし

来年の予定の中で個人的に大きなプロデュースに今からでも遅過ぎる様な焦燥や 早過ぎる躍動を感じている

とりあえず国を決めなくてはいけない 訪問先の国
沢山の人の協力のもとで進める企画だから やはり頭の中がメリーゴーラウンドになっている
消去法の日々である
とりあえずスーパーバイザーを受諾してくれる方の恩に報いたい
報いたいのだが難題がある



「船で行けるかな 例えば此処」
「莫大な時間と費用が・・・」
「何故 鉄の塊が飛ぶのか」
「ええと 航空力学では・・・」
「待て!気合いで飛ばしてるんだな!?私みたいな奴が 必ず何人か毎度搭乗していて すまし顔だけど 頭の中で十字きったり 念仏となえてるんだ!そうだよね?!それで飛んでるんだよね?!」
「・・・そういう考え方もありますね」
「やはり そうでしたか!」
「一応 航空力学を安定剤として聞いてもらえますか」
「私を三歳児だと思って教えてね!」
「ずっとそう思って接して来ました」
「貴方は気が利きますね!?」
「他の方は違うんですか」
「わかんない!」
「では参ります」



泣く程助かる
組んだ腕がほどけない位 得心する解説に驚愕しっぱなし
凄い御仁である










そして決定しつつある
やはり飛行機を使わなくては辿り着けない場所らしい
お金を払ってでも乗りたくないシロものにお金を払って乗るのだ
とうとう乗るに迫られた時は 何が顔を離陸から着陸までしながら搭乗していることに対してすっとぼけて安定飛行を保っている(心のネ)

しかし 最初は行かなくてもいいようにしてくれた筈なのに 大人の世界は何転したら気が済むんだろう
私もいい加減大人なので 充実の時間も順当で言えば少ない方なので ヤなものはヤダとしっかり喚く



行かないよ!
(この後 正座して叱られた)
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by anitya_ocean | 2009-04-27 14:51 | Comments(2)

Snake Eyes

毎度観ていて思うんだけど

・・・謎だ
この映画に坂本龍一の必要性
彼の異常な才能が あまりにも平坦で不思議だ
あえて 押さえているのだろうか?

『嵐が丘』的なジャンルで彼は活きるんだがなあ と 首を捻る



自分の仕事に坂本さんの音楽はもう鉄板だけども この映画については何だか勿体なさを感じる
他の制作者が合うと独りごちる



大きなお世話だ と 言われても 観客の言い分もあるのさあ
映画も音楽も だてに観てないし 聴いてない

何様だ と 言われたら
様がつかなきゃ 発言は禁止か と 想像する



お互い様なんかはない
同じ土俵に 皆 乗れることは 当然それこそ苦しいものだ
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by anitya_ocean | 2009-04-21 09:57 | Comments(0)

千葉でも良いのに

もう夫のくしゃみが五月蝿過ぎて困る
夫も更に困り続けている
御他聞にもれずの花粉症です



「何とかならないのか・・・音の通り魔だよ」
「何とも出来ない・・・君のイビキと一緒だ」



じゃあ仕方ない
その諦観で乗り切るしかないな

漕げよ ボートを夏に向かって!
いや その前に梅雨があった!
私も就寝の際には横向きに励むよ!



料理が趣味の彼は この季節 帽子とマスクと水中眼鏡と白衣で台所に立って何やら色々さばきます 
オペ中ですか その絵面は



おしめりが必要だから海にでも行こうかと言ったら 沖縄ならねえ・・・ と 残念そうに呟いていた
東京の地面はコンクリートだらけだから花粉が染み付いてるし此処の海は と 今からチケットとっても西日だよ!



仕事にも集中出来ないし 外出も困難な休日は もうひたすら Jackson Browne の『Late for the sky』を聴く

あ ちょっと Wonderful 休憩することが出来ました
ありがとう!World Sketch!
仕事 はかどりました 










花粉症の皆様 お大事にされて下さい
花粉症で無い皆様 明日は我が身かもしれません



 訂正・コンクリートに『染み込む』のではなく『染み込まない』のだそうです
    花粉が舞い上がってしまうんだそうです
    だからもう困るんだあ だそうです
    恐怖のくしゃみ家人に確認終了
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by anitya_ocean | 2009-04-19 13:28 | Comments(0)

何故ドラムなのか

そこにドラムがあったから とは言わない

気がついたら いつもドラムに助けてもらっていたからだった



えー ベースでしょ やるならベース と 言われてもドラムだ



昔 師匠が静かな声で言った

「これで全ての世界が表現出来るんですよ」

同じことを考えていても黙って凝視していた



この無心の喜びは恐らく描くことよりもっと錨と翼を持つ
今年も未だ未だ何合目かは分からないけれど何合目も何も無い

精進に終わり無し
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by anitya_ocean | 2009-04-17 02:48 | Comments(0)

サイダーの日々

地震が午後あった
震度1くらいかな

最近サイダーばかり飲んでいる
コップの中のそれがゆらゆら揺れて
地震がおさまってもまだゆらゆらしているので サイダーにしてみたらオオゴトなんだなあ と ぼんやり考えていた



暖かくなった公園の中に居た人々はあまり気付かなかったらしい
散歩や談笑ですでに体が揺れてるし










「地震来たね」



一緒のベンチに腰掛けていた友人だけが小さく呟いた



「仕方ないよね」



とも呟いていた










うん 仕方ない
サイダーを飲み干して頷いた
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by anitya_ocean | 2009-04-16 21:11 | Comments(0)

World Sketch vs Daft Punk

この間 会社帰りの夫に「観たい映画があるのでHMVで購入して来て下さい」 と 携帯で説明しながら数枚見つけてもらった

店内に流れている曲が聴こえてきて どうもそれが気になる
心地良い

「今 流れてる曲 誰?」
「さあ?HOUSEだと思うけど・・・」
「HOUSEかあ・・・」
「買う?」
「・・・買っちゃうか お願いします」
「じゃあ 会計するから切るよ」



帰宅した夫から受け取った気になるCDは World Sketchの『Wonderful』という曲だった
携帯の向こうから聴いた音より遥かに心地良い

まさにWonderfulでヘビー・ローテーションでかけまくっていたら iTunesのトップ25の3位に達していた

このままでは1位の自分の曲の座を奪われてしまう 
個人的に大問題で悔しいのが本音だが Wonderfulの虜になった自分を受け入れるしか無いというか 心地良いのだからもう仕方が無い

さようなら栄光の日々(書いてて凄く馬鹿馬鹿しいけど自分の気持ちも良くわかる やはり自分は自分の事がかなり分かるものだ 都合の良い様に)



これを綴ってる最中も Jonathan Mendelsohnが清々しく力強く輝き声でWonderfulと唄っている
彼はSoul/R&Bシンガーの様だ 何だか安心した コンポーザーは日本人である 
良い人達だろうと思う
彼を起用したセンスにありがとうございます










夫が後日 頭の中で同じ曲がずっと流れて止まらないの と 発表された

え Wonderful? と 聞いたら いや One more time と 鎖骨を掻いていた

今頃 Daft Punk?!
何処でやられたんだ!?
困ってないなら流しておきなよ それに時が解決・・・と 言いかけた所で いや 別に困ってない と 冷蔵庫を開けながら答えていた



・・・じゃあ いいや 私も困ってないから
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by anitya_ocean | 2009-04-15 17:16 | Comments(2)

銀杏並木の季節まであと何日だ

徒歩数分の所に 手に負えない程のどでかい公園があるけれど まともに利用したのは二回丈
一度も一周に成功したことがない

この公園が気に入って引っ越したのに疑問と不毛だ
いつでも行けるという怠惰な気持ちと散歩が嫌いな性質で ああ今日も勿体ないといつも思う

桜が咲いてるのが見えるのに
他の区からわざわざ来る人も居るのに
つくづくこいつはー! と 自分に毎度思う

春になってから窓を開けたい症になったが 夫が花粉症なのであまり侭成らない
私はまだ花粉症ではないけれど 見ていてかける言葉もない
そっとしておく以外ないのだ

ティッシュペーパーが何だかローション入りの柔らかい高価なものに気付くと変わっているし しかも秒速で一枚ずつ減っていくので家計が怖い

出社する時は眼鏡とマスクと帽子で強盗にでも行くんですかの状態で 早くグジュグジュの季節が終わればいいな と 思うんだけど 私は春と秋が好きなので個人的には終わって欲しくない

夏は景色は好きだけど 今度は私の体がついていかない
日本の夏は容赦ない
夫に言わせれば日本の春は血も涙もないと言う
四季で言い争っても仕方ないので最近は二名で映画ばっかり観ている



『チャプター27』

チャップマンを演じた人は役作りの為に太ってたけど 元々カッコいい俳優さんである
でも もう二度とこんなの演りたくない と 言っていた
そらそうだよな 全く
J・D サリンジャーの有名な小説が絡みつつ展開するんだけど 本の営業妨害になんないのか?と心配になった
未読の人もいるだろうし サリンジャー



『カポーティ』

これから観る
『名探偵登場』に本物が出ているのでこちらもおすすめです ただし吹き替えで 
名声優揃いです
まだ売ってるのかなあ
ツタヤにはレンタルであるかも
ピーター・フォークが笑えます
しかし 今の現実のピーター・フォークには笑えない
只只 祈るばかり










さっき 花見に行く?と夫に聞いたら新しいマスクを開封しようとしていた
いやいい もういい すみません
お弁当どうやって食べるんだ マスクして
ごめんなさい



秋に行こう
おむすび持って
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by anitya_ocean | 2009-04-12 12:27 | Comments(0)

画壇の時々

論破するつもりもされるつもりも無いんだけど 載せたくなったから載せておく



群がって来る人達は
群がって居る人達は

自分が持て余すものを他人に審判してもらい 一喜を忘れ 一憂に囚われる

仕組みの性を対岸に放って眺めるばかり
拾いに行けよ
犬に喰われちゃうぞ



百も承知なのか 微塵も想像しないのか
撃墜と墜落の重さは量るものでは無いのに 何故 力をたやすく壇上に置きたがるのか

慣れてないから?
慣れすぎてるから?

浅ましく着色された句点は泥酔者の笑顔に似ている
そんな声で「おめでとう」なんて言うなよ 気の毒な場所にするなホントに



溜め息と諾と観念の三叉路に高価な酒が運ばれて来る



歯を磨いて
顔を洗って
風呂に入って
食事をして
深呼吸を孕んで

毒を飲むのは止めて 紛い物の勝者になるのに躊躇して 少し
少し哀しいことに耳を傾けて八つ当たりはその辺に駐車させておきなよ



好きで描いてる訳じゃないって言葉は何だか
好きで生まれて来た訳ではないと食って掛かってるみたいだ
望んで生まれて来た事にちょっと振り向いてみてもいいんじゃないのか



全うしたら二度と生まれて来ないかもしれない
どうなるのかは全く解らないけど勘は捨てないよ
同じ轍を踏むとしても そうとは知らず終わりまで描くよ
程々に根を詰める
後は暫く何処かで時をもらう
引っ越しと同じで少しぼんやりしたいから



好きな銘柄ではない液体を無理して開けなくても後に珈琲と焼き菓子があるよ
疲れたら甘い物が美味しい






森に行くと 誰かが言った

切り株に芽生えた緑に触れるのかな
描けばいいと思うよ また
臆せず悲鳴くらいあげても構わないと思う




















多分 これは自戒だな
あまりもう派閥は見たくないけど 無かったことにするのがとても嫌いだから自戒する
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by anitya_ocean | 2009-04-11 13:28 | Comments(0)

鉛の箱のそのまた向こう

「○○歌ってた人でしょ?俺 入って来た時に」

某所でいきなり某ギタリスト(以下 某人)が尋ねてきた
彼の息子もギタリストである

「うん そうです」
「吃驚したから」
「吃驚?それはまた吃驚です はじめまして」
「はじめまして!いや 悪い意味じゃないよ それじゃね!」

気さくな優しい笑顔に も一度吃驚した



暫くして奥に居た彼が

「ギター弾いてやろうかー?」

と これまた輪をかけて気さくにステージに上がったので 皆 喜びの吃驚をしていた
かなりの長尺でしまいにはドラムも叩いていたので 続けざま 皆吃驚していた

ギターとヴォーカルのイメージと 某番組の彼の特集を何年も前に観て 私は絵のスランプから脱出成功した事を伝えたかったけど いいやそれはもう と 腰を落ち着けてじっくり聴かせて頂いた



彼が喝采を浴びて席に戻る途中 私の席で立ち止まって
「えーと 名前・・・」
と 言う単語がやっと聞き取れたので
「○○です」
と答えた
「○○さんね 分かった!」
握手を固くしてくれて 肩を数回叩いてきた
彼はしらふだった



某人がギターを弾いた場所のバンマスが フロア奥の壁にもたれて腕を組み 彼のステージを凝視していたことをぼんやり思い出す
バンマスがその日はある人に匙を投げて演奏中止になった驚愕の瞬間をゆっくり思い出す

バンマスは何かを決意している横顔に見えたので声をかけることは出来なかった
もともと声をかけ辛い人なので益々無理だった

そんな混沌の中で思ったよりほんの少し背が低くはあったが すらりとした彼から折角言葉をもらったのに 何だか胃の中に表現し難い鉛がある様で居心地悪いな と 感じたまま時間が過ぎていった



私は某人が与り知らぬ所で危機を救ってもらい この人が父親ではなく叔父さんさんだったらなァ と何度もその録画を観ていたっけ
けれどその時の頭の中はバンマスがキーボードの椅子にやる気を無くして腰掛けてしまった事でいっぱいだった

その晩 某人が来訪するお忍びは社長と幹部と店長と私と夫丈にしか耳打ちされずスタッフは知らなかったらしい
通りかかったスタッフにあっさりと伝えたら ええええ と 小さく叫んでスタッフルームに駆け込んで消えてしまったので やっぱり ええええ な人なんだなあ と 感心した



少し憮然としたステージの後に某人が来てしまっても バンマスは凛とした表情で壁にもたれかかって正面を向いていた
私も奥に用事があったので少し距離を置いて同じ壁にもたれて某人を観ていた
ギターの善し悪しは未だ未だな自分なので ああ この曲いいなァ とシンプルに思いながら聴いていたけれど 気付いたらバンマスは何処かに消えていた



何故だか解らないけれど  寂しく思った
もしバンマスが居なくなったら此処はどうなるんだろうと










帰り道 更に某所に立ち寄ったら社長と珍しく幹部が居た
おお と 彼等は手を挙げて 今ミーティングしてた と 機先を制した
何の?と聞いても いや 今日の在り方っつーか イタイ素人客の話よ と陽気だった

さっきまで眠そうだった夫は社長が好きなので珈琲を頼む筈がビールになり打って変わって楽しそうに会話を弾ませていた



社長が 今日はごめんね と言ってきた
いやラッキーだったよ ドラム叩くのは初めて観た と返すと そう言ってもらえると助かる と幹部が呟いた
彼はどうだった?と社長が質問してきたので バンマスの事をまだ考えながら カッコよかったし優しいし凄いね と 某人について答えた



バンマスは単に某人の技術を同業者として観察していたのかもしれないし 成る程そこでアレがナニにこうくるわけね とか思っていた丈なのかもしれない

でもあの時の横顔は多分私しか見てないし知らないのかと思うと 少し嫌だった










某人来訪の数時間前の とあるセッションで
「やめよう!フォロー出来ない これは!」
と ある人に叫んだのが強烈に心に刻まれて バンマスを心配する権利のある人は他にもしっかり居るのにどうしても胸騒ぎがした
予感と言った方が適切かな
居なくなる と 思った



確かに 見切りをつけられた人は酷いプレイヤーだったのだけれどプロではない
だからプロであるメンバー達は何が何でもフォローしなくてはプロではなくなる

私はずっと煙草を吸いながら これは早く片をつけないとまずいのではなかろうか と 身の程知らずの危惧があったが的中した

バンマスがストップをかけない限りメンバーは延々と探りながらプレイを続けなければならないし 彼は責任者として指示を出したのだと思うが どうも投げやりの感が見られた

誰だって心に天気はある
邪推や取り越し苦労をしても仕方が無い
当たり前の事を思った
けれど リーダーの一言で各自のパートを集中して保ち続けたメンバーの誇りがチャラになったのにがっかりした


私はバンマスを尊敬していた
勝手に尊敬して勝手に失望するのは本当に質が悪いな と 自分にもうんざりした



でも 今日はそれでいい と 好きな色を思い浮かべながら反芻を止めた



多分 東京一美味なモスコミュールをkちゃんに おかわりっと言い
はいっ と 明るくkちゃんは笑顔で絶品を同じ様に作ってくれた




















もう 今はバンマスは居ない
でも 皆それぞれのペースできちんと精進している
何故 バンマスが居なくなったのかは誰も口にしない

私もメンバーにあの時の横顔のことは口にしない
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by anitya_ocean | 2009-04-09 20:24 | Comments(0)